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コラム『アーユルヴェーダ的、からだの整え方』

第1回
からだとこころを知る。
アーユルヴェーダとは?

本格アーユルヴェーダと
バリのナチュラルケア

はじめまして。

江戸川区でアーユルヴェーダを根本にしたスパ「メルタサリ」をやっています小原恵美と申します。

日々忙しくがんばる女性たちが身も心も休める時間をと願い、お一人お一人と丁寧に向き合い、伝統療法を通して生命力を最大限に引き出す「健やか・キレイ・心地よい」お時間をご提供しています。

スパ「メルタサリ」の様子

このお仕事をしていると、元来、前向きで健康な生活を送っている人だというイメージをもたれがちですが、ヨガに出合った十代の頃は自分の身体と心がつかめず、からだは疲れやすく筋肉のないよろよろの猫背。

こころもいつも嵐が吹き荒れていました。

昼夜逆転した生活で頭もぼーっと集中力がなく、ささいなことでイライラしたり落ち込んだり。

生理痛もひどく、吐き気がするほど頭痛もち。
病気というほどではないけれど、常に不調を抱えていました。

そんな私を不憫に思った友人が紹介してくれたのがヨガでした。

トリートメント前の様子

自分のからだとこころと対話する

はじめは「腰痛が治ったらいいな」、という軽い気持ちでしたが、そのうちにヨガの目的である【自分のからだとこころと対話する】ということは面白いものだなと感じ始めます。

自分のことなのに、自分の身体と心というのは、つかみずらく、途方にくれてしまうものです。

突然病気になったり。
言いたいことを言えなかったり。

でも、自分に意識を向けていると、少しずつ自分の身体の声が聞こえてくるようになるんです。

自分が何を感じているのかが分かると、感情のさらに奥にある自分がどうしたいのかが分かるようになってきます。

そうすると、今まで原因が分からず糸が絡まっていたことがほどけていきます。

原因が分かれば、もうその事では煩わされなくなります。

それは、わたしが私ともう一度出会い、自分が自分自身と仲良くなっていくような調和です。

自分の身体の声と相談しながら、自分に愛を注ぐようにオイルを全身に塗って、アーユルヴェーダに親しんでいました。

アーユルヴェーダのハーブを煮て作ったオイル

アーユルヴェーダは人は自然の一部と考え、
自然のリズムに合わせてゆく伝統医学

アーユルヴェーダとはサンスクリット語で「生命の科学」と訳されます。

ヨガとアーユルヴェーダは同じインドの哲学が元になっているいわば姉妹のようなものです。

アーユルヴェーダといえば、オイルマッサージのイメージがあるかもしれませんが、実際はインドでは内科、外科、耳鼻科、小児科、精神科など8つの分野をそなえた、数千年の伝統をもつ医学。

そして宇宙にある全ての物質は「土・水・火・風・空」の五大元素からなるという独自の理論をもちます。

小宇宙である人間も、この五大元素の組み合せからできています。

この五大元素を元にした「ドーシャ」と呼ばれる生命エネルギーが、自然界や人間に起こる現象の元になっていると考えられています。

そして大きな特徴は一人一人体質がみんな違うと考えられていることです。
また肉体だけではなく、性格や考え方などもこの体質の割合によってそれぞれ影響されています。

つまり「自分を知り、こころとからだを健康に保ち、それにより幸せに生きること」がアーユルヴェーダなのです。

第2回では、アーユルヴェーダの体質論をご説明していきますね。

EMI KOHARAさん

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