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コラム『アーユルヴェーダ的、からだの整え方』

第3回
体質別こころとからだのバランス法

アーユルヴェーダ的にからだとこころを整える

アーユルヴェーダケアイメージ

こころとからだがなんだかスッキリしない…

そんなときはどのように整えれば良いのでしょうか。

健康法はたくさんありますが、大切なのは今のわたしに合った健康法を取り入れることです。

ストレス・疲れが溜まったこころとからだには、瞑想やヨガがオススメです。

特に女性はストレスを溜めるとホルモンバランスも崩してしまうことがありますので、PMS(月経前の不調)や生理痛、更年期の障害などを緩和するためにも瞑想やヨガを定期的に取り入れてみましょう。

アーユルヴェーダではその原因もドーシャ(アーユルヴェーダ的体質)によって教えています。

ヴァータ(空・風)を多くもつ人

ヴァータ(空・風)を多くもつ人

ヴァータは冷えと乾燥と動き過ぎ、冷やしすぎのときに増えます。

夜更かしや睡眠不足が続くとヴァ―タが上がってからだが冷え、コリなどが起こります。

    ヴァータが増えすぎたときに起きる症状
  • 冷え性、肩こり、腰痛、頭痛、便秘、疲労感、関節痛、腹部膨満感、めまい、難聴、声枯れ、過剰なおしゃべり、思考がまとまらない、落ち着きがない、不安感、不眠、精神的な弱さ、神経痛、しびれ、麻痺、震え、消化不良、免疫力が下がる、口の中が渋い
  • ヴァータを取り除く、減らすケア
  • ・オイル(ごま油でのアビヤンガ)マッサージ
  • ・ヴァータを増やすような食事や行動をやめる
  • ・不規則な食事、自然の衝動を抑えることをやめる
  • ・ゆったり休息する
  • ・ぬるめのお風呂でリラックスする
  • ・温かいスープなどを飲む

ピッタ(火)を多くもつ人

ピッタ(火)を多くもつ人

ピッタは熱と怒りによって増えます。

    ピッタが増えすぎたときに起きる症状
  • 便・尿・眼・皮膚が黄色くなる、黄疸、肝炎、胃潰瘍、皮膚炎、口内炎などの炎症、ほてり、空腹、喉が乾く、疲れ目、不眠、頭痛、下痢、湿疹、批判的で理屈っぽくなりイライラしがちで怒りやすい、口の中が酸っぱい
  • ピッタを取り除く、減らすケア
  • ・ギーを飲む、または料理の油にギーを使う
    (※バターを精製して作る油)
  • ・氷砂糖、牛乳、甘い果物などを摂る
  • ・月の光を浴びる
  • ・良い香りのアロマや花などを嗅ぐ
  • ・優しい音楽でこころを落ち着かせる

カパ(水・土)を多くもつ人

カパ(水・土)を多くもつ人

カパは運動不足と甘いものによって増えます。

怠惰さ、そして甘いもの、重いものの食べ過ぎはカパを増悪させます。

    カパが増えすぎたときに起きる症状
  • 体重が増える、動きが鈍くなる、冷えやむくみ、頭の重さ、だるさや無気力、睡眠過多、怠惰、消化不良、鼻炎、鼻づまり、咳、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患、口が粘り気があるまたは甘い・しょっぱい
  • カパを取り除く、減らすケア
  • ・はちみつを飲む(※飲み過ぎに注意)
  • ・運動
  • ・量を食べ過ぎない
  • ・温かいものを食べる
  • ・熱めの風呂に入る

『少しずつ、徐々に』取り入れる

なかなか続かない方もご安心を!

アーユルヴェーダでは『少しずつ、徐々に』取り入れることを勧めています。

できそうなものから少しずつ気軽に試してみてください。
からだとこころがほんのり心地よく感じたらしめたもの。

セルフケアが、日々のわたしとの気持ち良い対話の時間になっていきますように。

EMI KOHARAさん

EMI KOHARAさん プロフィール