コラム『カナダに暮らす。カナダを楽しむ。』

第5回
都市のリズムを体感、
カナダの現代音楽イベント

涼しい日も増えたとはいえ、まだまだ屋外で過ごすのが心地よい9月のモントリオール。

さてそんな秋のモントリオールでは、だれでも気軽に楽しめるアートや音楽イベントがたくさんあります。

9月6〜8日の3日間、現代音楽家である私のカナダ人パートナーも、モントリオールきってのアートエリアにて、音楽イベントに参加しました。

イベントの名前は、「RYTHMOPOLISリズモポリス」、
今回はそのレポートをしたいと思います。

モントリオールのスペクタクル地区

フェスティバル広場Place des festivals

会場となったのは、モントリオールの中心街に位置する「フェスティバル広場Place des festivals」。長方形に広がる野外広場で、25,000人も収容できる広々とした空間です。

実は、フェスティバル広場のある界隈、「スペクタクル地区Quartier des spectacles」と呼ばれて、舞台芸術や音楽に特化したエリアになっています。

広場の周囲には、モントリオール交響楽団にレ・グランバレエ・カナディアン、モントリオール・オペラの本拠地が集結した「プラス・デザール」の建物群や、ダンス専門の複合施設「エスパス・ダンス」、モントリオール現代美術館などが建ち並び、歩くだけでもワクワクするエリアです。

スペクタクル地区フェスティバル広場
▲モントリオーラーや観光客で賑わうスペクタクル地区。右奥にプラス・デザール、中央奥にモントリオール現代美術館、手前の大通りは歩行者天国になっています。

フェスティバル広場では、年中いろんなイベントが行われています。世界最大規模といわれる、モントリオール国際ジャズ・フェスティバルの会場の1つも、この広場。

広場でのイベントは多くの場合が入場無料で、市民や観光客にとって人気スポットとなっています。

都市のリズム!
「リズモポリス」

さて、そんなモントリオール・エンターテインメントの中心地で行われた今回のイベント「リズモポリス」。

“リズム”と、大都市を意味する“メトロポリス”という語を掛け合わせた造語で(フランス語発音では「リトゥモポリス」)、都市のリズムという意味合いが込められています。

どんなイベントかというと、9人のカナダ人作曲家による作品を、パーカッショニストたちが演奏・パフォーマンスするというもの。

パーカッショニストは、カナダ国内の4グループに加えて、他国のゲスト4名を迎え、総勢20人以上で構成されています。

オリジナル金管楽器
▲オリジナル金管楽器の音が、金属板を通して会場に響き渡ります。

さらに創作楽器にダンス、映像、照明、噴水アートが加わり、パーカッションのリズムとともに、3日間にわたってモントリオール中心街の夜を、賑やかに、そして色鮮やかにする都会的なイベントなのです。

ジャン=フランソワ・ラポルト作
《金属の火Le Feu du métal》
〜14人のパーカッショニストと創作楽器のコラボレーション〜

さて、私のカナダ人パートナーは、このイベントに9人の作曲家の1人として参加しました。作曲とともに、この作品のための楽器の創作も行っています。

その創作楽器は、音響システムを取り付けた縦3m×横1.2mの巨大な金属板12枚と、オリジナルの金管楽器12台。

創作楽器、巨大な金属板とオリジナルの金管楽器
▲創作楽器、巨大な金属板とオリジナルの金管楽器。

どのように演奏するのかというと…

まず金属板には、振動や音が反響する仕組みが施されていて、パーカッショニストが金属板に振動を加えて音を生み出します。

一方の金管楽器は、パーカッショニストが空気を送り込む装置を操りながら演奏しますが、金属板と接続されているので、奏でられた音が金属板を通して響き渡ります。

そして、それぞれの反響音が観客たちの空間へと広がり、身体全体に響きわたるような、なんとも不思議な音楽を作り出すのです。

演奏者のパーカッショニスト
▲演奏者のパーカッショニストたちも、未知の楽器に驚き、楽しんだとのこと。

と、言葉で説明してみましたが、なかなか想像できないかもしれませんね…写真で音を想像してもらえればと思います。

新しいものに興味津々のモントリオーラー

天候に恵まれたこともあって、イベントは大勢の観客を呼び、大いに盛り上がりました。

彼の作品は、イベントのオープニングを飾りましたが、観客たちは、見たこともないヴィジュアルにも、聴いたこともない音色にも衝撃を受けていたようです。

現代美術館やホテルもライトアップ
▲巨大な楽器は広場の4箇所に設置されました。ブルーに光る2つの舞台、背後の現代美術館やホテルもライトアップされてきれい!

一般的にクラシックやポップスなどと比較すると、馴染みの薄い現代音楽ですが、ここモントリオールでは、「おもしろそう」とみんな好奇心旺盛。

さらに体を動かしたくなる音が聴こえてくれば、老若男女問わず、すぐに集まってきます。

こうした大掛かりで実験的な音楽フェスティバルが、都市の中心部で、しかも入場無料で開催されるのは、素敵なことですよね!

新しい芸術や音楽を積極的に取り込み、大衆に開放的、モントリオールの大きな魅力のひとつです。

【Photography by midori】

midoriさん

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