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コラム『ピリカタントの食養生〜お弁当で始めるアーユルヴェーダ〜』

第3回
梨とかぼちゃと落花生の
炊きあわせ

作業肯定02

こんにちは
ピリカタントの西野優です。

夏は余韻を残しつつも、雨が降るごと、台風がやって来るごとに、秋の兆しを肌で感じます。

また来年も夏は巡ってくるのに、夏が終わるのはさみしいものですね。

今年の夏は、山口、島根、鳥取を訪ねて、人生のなかでもきっと特別な時間を過ごしてきました。

またとない夏の終わりの旅から戻ると、八百屋さんの軒先には、ぶどうや梨が顔を並べていました。
市場はすっかり秋の始まり。

からだのことで言うと、夏の名残を蓄えたまま秋の仕様へと変化を遂げていかざるをえないこの季節。不調を感じたり、風邪をひく方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するレシピは、この季節の不調を緩和してくれる頼もしいスパイス「クミン」と、日本に古くからある二十四節気の暦のなかで今が旬とされている「かぼちゃ」「落花生」を使った、炊きあわせです。

ぜひお試しください!

梨とかぼちゃと落花生の
炊きあわせ

材料(2人分)

  • ・梨 1/2個
  • ・かぼちゃ 400グラム
    (小さめのかぼちゃ約1/3個分)
  • ・落花生 20〜30グラム
    (生のものは塩ゆでして、殻から外す。乾燥のものでもOKです)
  • ・レンコン 約40グラム
    (グラムに忠実じゃなくてよい。輪切りのスライス4〜6枚ほどが目安)
  • ・クミン 小さじ1/2
  • ・塩 小さじ1/3ほど
    (塩によって塩分が異なるので、あくまで目安。少し足りないくらいが丁度よいかと)
  • ・みりん 小さじ1
  • ・いりこ出汁 250ml(いりこがない場合は水でも大丈夫です)
梨とかぼちゃと落花生の炊きあわせ手順

作り方

1.  弱火にかけたフライパンでクミンを炒る。炒ったクミンの半量を別の鍋に移し、落花生を加えて、少しのあいだ弱火で火を入れる。

2.  種とワタを取り除いてひと口大にカットしたかぼちゃ、皮を剥き種を除いてひと口大にカットした梨、いりこ出汁(もしくは水)、みりんを、1.  の鍋に加える。

3.  全体にいきわたるように塩をふり、蓋をして中弱火で炊いていく。およそ10分が目安。途中、汁気が少なくなってきたら弱火にする。

4.  全体に火が通った頃、蓋をあけて輪切りにしたレンコンをのせ、ふたたび蓋をして弱火でおよそ5分。汁気がなくなる手前で火をとめる。

梨とかぼちゃと落花生の炊きあわせ手順02

5.  炊きあわせた梨、かぼちゃ、落花生、レンコンを器に装って、1.  の残りのクミンを全体にふりかけ、完成。

梨とかぼちゃと落花生の炊きあわせ完成

インドやヨーロッパでは薬としても用いられている、クミン。整腸、健胃、消化や代謝の促進、抗ガン作用があり、ビタミンやミネラルも豊富です。

栄養満点のかぼちゃ、漢方薬として民間療法にも用いられてきたという梨、美容にも効果のある落花生、ビタミンやカリウムの豊富なレンコンと、クミンの炊きあわせ。

食べることでからだの内側を整えて、やって来る秋を心地よく迎えたいものですね!

クミンスパイス

余談ですが、私は不調を感じるとき、走る、泳ぐ、ヨガをする、銭湯で湯と水に浸かるを繰り返す… など、全身の血を巡らせるようにしています。

心地よい疲労感と温々さを抱えたまま布団に入ると、翌日にはすっきり!

ノバスコシアのサプリメントを摂り、好みの香りのエッセンシャルオイルでマッサージをしてから眠りにつくのも、ほぼ日課です。

心と身体がよろこぶことや心地よいと感じることを1日のなかで実践すること、自分と仲良く付き合っていく秘訣のように感じます。

pirikatantoさん

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