第1回カナダってどんなところ?
カナダ モントリオールに暮らす
はじめまして!
カナダのモントリオールに暮らすmidoriです。
1年半ほど前に東京から移住してきました。
今まで縁のなかった土地に暮らすことになったので、「カナダってどんなところだろう」と毎日興味津々で暮しています。
日本人にとって、カナダという国名にはきっと馴染みがありますよね。
でも実際に訪れたことがある人を除くと、どんな国なのか詳しく知っている人は案外少ないような気がします。
「カナダ」のイメージって?
そこで、日本の何人かの友達に質問して、「カナダ」で思い浮かぶイメージや知っていることを挙げてもらいました。
- ■メープルシロップ
- ■大自然
- ■サーモン
- ■スキー
- ■アイスホッケー
- ■オリンピックあったよね?
(冬季の1988年カルガリー、2010年バンクーバー、夏季の1976年モントリオールです。) - ■カナディアン・ロッキーとかカナダグースとか、カナダがつくもの…
- ■ナイアガラの滝は、カナダ?
(はい、アメリカとカナダにまたがっています。) - ■赤毛のアン!
(特に、文学少女だったという方たちから。) - ■トルドー首相
(イケメン首相として日本でも知名度が上がっていますよね。昨年には、隣国トランプ大統領の強硬的な移民政策とは一線を画す、移民受け入れ発言で注目されました。)
このように多少大雑把な感じで、みんな似たような印象や情報を持っているようです。
それにしても、文化や歴史、名産・名所、各分野の著名人など、もう少し挙げられてもいいような…
ちょっと乏しい気がします。
大自然ではなく、
英語圏ではないカナダ
さらに私の暮らすモントリオールの場合、みんなの抱くイメージを裏切ることもあり、こんな会話のやりとりがよくあります。
ーーー自然がすごそうだね、いつも移動は車?
『ううん、モントリオール市内は都会だから、交通手段は車ばかりじゃないよ。地下鉄も通っているし、バスも市内全域を走っていて便利。車を1時間くらい走らせたら広大な大地や見事な景観が見えてくるかな。』
ーーー住まいは一軒家?カナダって、隣の家がものすごく離れているイメージ。
『いや、(うちは一軒家だけど)中心街は高層マンションも少なくないし、住宅街でも2、3階建ての集合住宅もたくさん。通りに沿ってびっしり建物が建ち並んでいるよ。』
ーーー英語が得意でしょう?
『いいえ、残念ながらあまり。
私の暮しているケベック州は、フランス語が公用語だから、日常生活では英語が話せなくても不自由はないんだ。』
へー そうなんだ、意外!
といった様子。
知りたい!
メープルシロップだけじゃないカナダ
そのほか食文化についても、
メープルシロップ以外イメージができない、何が名物?
とよく尋ねられることがあります。
それは私も移住前に一番気になっていました。
このようにモントリオールは日本人にとって意外性があって、知られていないことがたくさん。
さらに、もちろんその他の都市や地域それぞれに個性があって、カナダは想像よりもはるかに多様性のある国なのです。
なにしろカナダは広い…!
日本の国土の約26倍もある国ですから。
移住してきて日が浅い私自身、まだカナダ初心者なので驚きと発見がいっぱい。
日々、好奇心旺盛なまなざしで街や人々の様子を見つめています。
このコラムでは、そんなモントリオール暮らしのなかで感じる、生き生きとしたカナダの様子を綴っていきたいと思います。