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コラム『カナダに暮らす。カナダを楽しむ。』

第10回
湖畔のバカンスの思い出
〜増えたり減ったり…家族の変遷〜

カナダからこんにちは。
今年のモントリオールの春は短く、あっという間に夏の陽気が訪れました。

6月末に私は、カナダ人パートナーとその家族とともに、ちょっと早めの夏の休暇を過ごしてきました。

私たちの夏の休暇は、住まいのモントリオールから車で1時間強ほどの、湖畔の家で過ごすことが定番となっています。
「シャレ chalet」と呼ばれる自然に囲まれた家で、ケベック特有の湖や森林を楽しむ滞在です。第4回コラムにて去年の様子を紹介したので、詳細はそちらを読んでいただければと思います。 >第4回「湖畔の家chaletで過ごす、ケベック流バカンス」

さて今年の滞在、6月後半の10日間と、いつもより早い期間に出かけたのには理由がありました。

実は私、現在第2子を妊娠中で、7月には臨月に入りました。さすがにいつ産まれてもよいような時期に、モントリオールを離れるわけにはいかないため、6月のうちに行ってきたのです。

1才半になった長女と
自然のなかで戯れる

大きなお腹を抱えてでも、なんとか行きたかったのは、1才半になった娘を自然の中で遊ばせたかったから。

歩くのが楽しくてたまらない娘は
▲歩くのが楽しくてたまらない娘は、平坦でない道でも一人でどんどん進んでいきます。
平坦でない道でも一人でどんどん進んでいきます
▲大きいお腹で走れない私は追いつくのがやっと!

去年も連れて行きましたが、当時生後7ヶ月だった娘はお座りをし始め、ハイハイの練習をするのがやっとの赤ちゃんでした。でも今や、自分の足で動き回って、いろんなものに触れるのが楽しくて仕方ない時期。

今年は、湖で水遊びをして、湖の魚や小石を発見したり、足漕ぎボートに乗ったり、また滞在先の家と湖をつなぐ木々の生い茂る小道を駆け回ったりと、去年とは違う経験ができました。

笑顔が止まらない!
▲最初は水に入るのをイヤイヤと拒む娘、でもいったん入ると笑顔が止まらない!

また、普段は一緒に暮らしていないおじいちゃん、おばあちゃんを始め、カナダの家族のみんなと過ごすことも、彼女にとって貴重な時間でした。

参加メンバーに変化あり…

ところで、この湖畔の家には、私たちのように長々と滞在はしないけど、彼の3人の兄弟・妹、また彼らの20代の子供たちも、都合のつく日程を見つけてやってきます。そして、各々がパートナーを連れて来るので、さらに彼らとも自然と顔なじみになり、一緒に過ごすことになるのです。

ところが今年は、偶然みんなそれぞれのパートナーとお別れしてしまったとのこと。

いろんなイベントを仕切ってくれていた弟の彼女は、最近出て行ってしまい、6年くらい付き合っていた妹の彼も、もう別の人生を歩んでいるそう。

お菓子を作ってくれるのが恒例だった甥っ子の彼女も、もう今年からは来ない…。

唯一、彼氏と無事に続いているという姪は、親戚に不幸があったそうで、今年は来られず。

物静かな彼のお父さん
▲ある時は大勢でにぎやかに、またある時は静かな時間が流れる湖畔。ここで一番長く過ごすのは、物静かな彼のお父さん。その情景だけは毎年変わりません。

そういうわけで、彼の両親と私たち以外は、みんな単独で来ていました。こうした家族メンバーの恋愛模様が赤裸々になるのも、この夏の休暇の特徴です。

そもそも、たとえ付き合いの日が浅くても、自分のパートナーを迷わず家族の一員として、家族の休暇に連れてくるということ。このオープンさがカナダ的というか欧米的というか、私の日本の家族にはなかった習慣だな、とつくづく思います。

とにかくまた次回には、新しいパートナーを連れてくる家族もいるかもしれません。

お腹の中の赤ちゃんと来るカナダの自然、虫刺されに注意!

新しいメンバーといえば、この夏に産まれる私たちの2人目の子供も、きっと来年には加わります。ますます成長している長女と一緒に、きっといろんな体験ができるようになっているでしょう。

毎年カモの家族にも出会います
▲毎年カモの家族にも出会います。静かな湖面に列を組んで、たくさんの子ガモが親ガモの後を一生懸命追いかける様子がかわいい!

ただやっぱり、妊娠後期に普段と違う環境へ行くのは、リスクもありますね。今回の滞在では、私は虫刺されに悩まされました。妊婦は体温が高いから標的になりやすいのでしょうか?私ばかりが、20ヶ所くらい大量に刺されました。

私を苦しめた正体は、どうやら蚊ではなく、broulot、日本では「ヌカカ」と呼ばれるハエ科の虫だったよう。だから蚊帳をしていたにもかかわらず、夜も刺され続けたのですね…。とても小さい虫で、蚊帳も網戸も通り抜けてしまうらしいのです。

例年まったく被害がなかったので情報不足だったのですが、この6月の時期には、ヌカカが発生しやすいそう。自然に出かけるときは、慣れている場所とはいえ、気をつけないといけませんね!

強い薬はNGの妊婦はなおさらです。幸い、娘は少し刺されただけだったのでよかったのですが…。

我慢できず掻いてしまい傷だらけになりましたが、ノバスコシア・オーガニックスの春奈社長によると、ハーブではカレンデュラが傷ついた皮膚の回復に効果的だそう。モントリオールに帰ってからは、ちょうど会陰マッサージで使っていたカレンデュラオイルを全身に塗る毎日です…。

自然の中で撮る大きなお腹の写真もいい思い出
▲自然の中で撮る大きなお腹の写真もいい思い出!

さて、夏はまだまだこれから。
みなさんも、暑さ(や虫刺され)に気をつけて、楽しい夏をお過ごしください。

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