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コラム『ピリカタントの食養生〜お弁当で始めるアーユルヴェーダ〜』

第1回
鶏とセロリの夏色マリネ

はじめまして、こんにちは。

「ピリカタント」という屋号で季節の食卓をつくる料理人の西野優です。

子どもの頃から食べることに至福を抱きつづけてきた私は、家で料理し食事をとるのも、外で美味しいものをいただくのも、同じくらいに大好きです。

きちんと美味しくてからだに負担のかからないもの、食べることでからだの調子がととのうご飯。

外では好きな人と好きなものを食べたいから、家で食べるならこんなご飯が理想的。

ということで、ちゃんと美味しくて、とっても簡単で、こころとからだの養生となるレシピをご紹介しますね。

鶏とセロリの夏色マリネ

鶏とセロリの夏色マリネ

材料(2人前)

  • ・鶏肉 約180g
    (今回は骨付きの小ぶりな手羽を使用)
  • ・セロリ 茎の部分を1本分
  • ・赤たまねぎ 中玉1個
  • ・ニンニク 1かけ
  • ・生姜 5g
  • ・塩 小さじ1
  • ・こしょう 適宜
  • ・ターメリック 小さじ2
  • ・オリーブオイル 大さじ1
  • ・黒酢 小さじ1
  • ・レモン汁 小さじ1
  • 【飾り用(なくてもよい)】
  • ・ミニトマトと葉っぱ
  • ・赤ピーマン 適量
  • ・ミント 適量

作り方

1.  下ごしらえする。
鶏肉は軽く水洗いしてペーパーでしっかり水気を拭きとる
(かたまりの場合は食べやすい大きさにカットする)。
ニンニクと生姜はすりおろす。
セロリは薄切りに。
赤玉ねぎは半分をすりおろし、半分は薄くスライスする。

2.  鶏肉をボウルに移して、すりおろした赤玉ねぎ、セロリの半量、ニンニクと生姜、ターメリックの半量、塩、こしょう、黒酢、オリーブオイルの半量を加えて、マリネする。
全体の味が鶏肉にしっかり馴染むように、手で揉むように混ぜ合わせる。

作業肯定02

3.  2.を冷蔵庫に入れて味を浸みこませているあいだに、鍋で湯を沸かし、残りのセロリと赤玉ねぎをサッと湯がく。
ほんとうにサッと湯がいてザルにあげ、しっかり水を切る。

4.  水切りした 3.をボウルに移し、塩ふたつまみ(分量外)とこしょう、残りのターメリックとオリーブオイル、レモン汁を加えて、全体を混ぜ合わせる。

作業肯定04

5.  30分以上置いて味を浸みこませた 2. を熱したフライパンで焼く。
フライパン全体にオリーブオイル(分量外)を注ぎ、焦げないよう中火でじっくり焼く。
両面にこんがり焼き色がつくよう、途中ひっくり返して火がとおるまで焼く。

6.  焼いた 5.を器やお弁当箱に装って、 4.をのせて、飾り用のトマトや葉っぱやパプリカ、ミントなど添えて、完成!

鶏とセロリの夏色マリネ完成

お肉も野菜もたくさん摂れて、他のおかずが要らないくらいお腹いっぱいになります。

アーユルヴェーダでは、ニンニクには疲労回復や滋養強壮の作用、ターメリックには消化作用や新陳代謝を活性させる働き、生姜には健胃・解熱・消炎などの薬効があると言われています。

また中医学では、鶏肉には体を温め消化器の働きを良くする作用、黒酢には消化機能を促進させ胃腸で滞っている食べ物を消化させる働きがあると言われています。

夏は一年のうち一番消化力の落ちる季節であり、冷房や冷たい飲みものを摂ることで意外とからだが冷えてしまう季節です。

食べることでからだをととのえて、夏、思いきり楽しみたいですね!

pirikatantoさん

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