第3回「食べ方から見つめ直す
ライフスタイル」
- 【第1回】
- 2018-08-02
「小さな選択の積み重ね」
- 【第2回】
- 2018-08-09
「自分のやり方を作ろう!」
爆発的なオージャス
- 池田
- 今ですね、脈診の勉強をしているんです。
まだ初歩の初歩、脈でオージャス※を診るだけの段階なんですけれど。
※アーユルヴェーダ学の生命力エネルギーや活力と訳されるもの

- 田端
- すごいですね。
- 池田
- いやいや、本当にまだ入り口の段階なのですが…。
先日、先生から自分以外の脈を触っても良いですよ、って言われた時に、最初に自分の子ども(現在5歳)の脈を診させてもらったんです。
そうしたら、今までの大人同士の脈ではとったことがないくらい、オージャスが強くって!
もうそれが爆発的な強さで(笑)
しかも、ちょっと眠いとか、お腹空いてるとか、機嫌悪いとか、熱がでているとか、そんな時でもオージャスは全然影響を受けていなくて。
それにもびっくりしたんです。
大人でとった中の最大のレベルの5倍くらい。
オージャスしか無いってくらい!

- 田端
- オージャスのかたまり(笑)
- 池田
- そう。
それを感じた時に、ああ子どもの立場から大人を見たら、もしかしたら死んでいるように見えるんじゃないかなって(笑)。
なんでこんなに生命力なく生きているんだろう、と。
私はもう大人の側に来てしまったので、特に子どもを育て始めてからは、子どもから見て大人がどういう存在なのかは、かすかにしか思い出せないのですが。
- 田端
- 寂しいけどそうですね。
- 池田
- 私もそういうことと一番戦ったのは、20代前半の時だったなあと思います。
皆、大なり小なりそうだったのではないかな。
きっと子どものように天真爛漫で生命力丸ごとで生きていた時代から、徐々に生き方を自分で決めて行く時期。
でも春奈さんみたいに強くはなかったです。
信じられるか分からないけど、自分が好きなことや自分自身を信じてみたい。
そのために頑張っていました。
こういうのって誰に聞くものでもないから、ひとり心細く思ったりしながらも。
ただ今になって思うのは、私たちの時代はもっと社会が今よりは安定していたのかもしれないな、と。
だからこそ戦えたのかもしれない。
今20代前半の方は、もっと複雑で大変なのかもしれないと感じることがあります。

食べ方から見つめ直す
ライフスタイル
- 池田
- まとめると春奈さんは、オーガニックは良いものだからオーガニックを普及したいとか、ハーブを広めたいというよりは、自分でいるための「選択」をし続けたら、ここ(ノバオジャパン代表)にきていたという感じなのでしょうか?
- 田端
- 本当にそうですね。
もちろんハーブが大好きで、自然が好き。
オーガニックを広めたい気持ちでいます。
ただ、海外に比べるとオーガニックを選ぶ人のライフスタイルが、自分には関係ない、余裕がある人のもの、と思っている人もまだまだ多いように感じていて。
なぜ日本にはオーガニックが広まらないか、
いろんな議論がされているんですけど…。

- 池田
- うん
- 田端
- 体に入れるものの大切さは、共有してる考えとしてあると思うんです。
ノバオ製品を通して届けたいのは、全部オーガニックにこだわることではなく、原材料や産地、作ってる人など、どんなことでも、自分の選択を食べ方から見つめ直すライフスタイルなんです。
自分で選択すること、何が自分に必要かをシンプルにしていく行為自体が、自分がどう生きたいかに直結するし、すごく魅力を感じるんです。
その面白さを広めていきたい。
いろんな人がいて、
人がみんなそれぞれ違って、
いろんな選択肢があって…。
そのための情報や環境が広まってほしい。
だからノバオの製品って、すごく種類があるんです。
商売としての効率は悪いかもしれない。
お客さんにも、
「どれか一本で効くものはないんですか?」
って言われたりするんですけど(笑)
いろんな性別や体質、人生の時期など、それぞれに合ったものを選んでほしいっていうのがあります。
ヴィーガンでも、そうじゃなくても。
オーガニックのものを一つ買ったら、ストイックに全部オーガニックにしなきゃ、とかこだわらなくても良いと思います。
心からゆっくり食べたり、栄養になってるなあって感じるものを、一日の軸を取り戻すような大切なルーティーンの一つとして、選んでもらえるといいですね。

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<つづきます>