コラム『アーユルヴェーダと更年期』

第3回
アーユルヴェーダ的からだのケア

Body, Mind&Spiritを対象としたホリスティック医療であるアーユルヴェーダ。

その中で、まずは【Body】へのアプローチに注目し、症状別ライフスタイルのチェックと共にアーユルヴェーダ的なケアをお伝えします。

さて、第2回の3つの体質(ドーシャ)は覚えていますでしょうか? >第2回「更年期かな?と思ったら」

今回はその続きからのお話です。

特徴別に3つに分類

特徴別に3つに分類

簡易更年期指数表(SMI)にあるそれぞれの症状は、アーユルヴェーダ的な見地からは、その特徴別に3つに分類することができます。

    Vata(風)グループ
  • 不安、くよくよしたり憂うつになることがある、寝つきが悪いまたは眠りが浅い、顔の火照り、汗をかきやすい、息切れ、動悸、疲れやすい、肩こり、手足の痛み。
  • Pitta(火)グループ
  • 怒り、すぐにイライラする、短気、頻繁に怒る、強いのぼせ、顔の火照り、汗をかきやすい、寝つきが悪いまたは眠りが浅い。
  • Kapha(水)グループ
  • 重だるく疲れやすい、眠い感じ、やる気がない、体重増加、むくみ、くよくよしたり憂うつになることがある、めまいや吐き気、腰痛。
  • (David Frawley ”Ayurvedic Healing”一部参照)
アーユルヴェーダ的更年期の心のケア

(風)グループの症状が多い方

風のグループの症状に悩まされがちな方は、元々Vata(風)体質か、もしくはくらしの中に不規則な要因が多く、また体が冷えていることが多かったかもしれません。

また、引越しや外出、出張など移動が多かったり、常に忙しい生活をしていたり、音に囲まれていて耳に常に刺激が入ってきているくらしだったり、またお食事や睡眠をしっかりとるのが難しいことが多かったかもしれません。

特に<弱>〜<中>程度の不調でも、風のグループの症状が多い方は以下のことを心がけてみてください。

■入浴を大切にし、身体をしっかりと温めます。
■3食しっかり食べ、不用なダイエットを控えます。
■毎日決まった時間に寝て起きるようにします。

(火)グループの症状が多い方

火のグループの症状に悩まされがちな方は、元々Pitta(火)体質か、もしくはくらしの中に熱や競争という要因が多く、緊張が続く生活、また目や頭を酷使することが多いかもしれません。

特に<弱>〜<中>程度でも、火のグループの症状が多い方は以下のことを心がけてみてください。

■生理的な欲求を抑えないようにします。
■頑張りすぎないようにします。
■辛いものや塩気、酸味の強すぎるもの、アルコールやカフェインなど刺激の強いものを控えます。

(水)グループの症状が多い方

水のグループの症状に悩まされがちな方は、元々Kapha(水)体質か、もしくはくらしの中にルーティンが多く、変化の少ない生活、またお食事を食べ過ぎることが多いかもしれません。

特に<弱>〜<中>程度でも、水のグループの症状が多い方は以下のことを心がけてみてください。

■甘いものや炭水化物の取りすぎに気をつけ、不調な時は控えめにします。
■早朝起床をします。(家事や仕事、個人の時間などは夜遅くまで行うのでなく、可能な限り早朝に行います。)
■部屋の掃除を日常的に行い、家の中でも身体を動かします。

更年期の不調は人それぞれです。
ご自身の不調に合わせたライフスタイルの見直し、是非してみてくださいね。

オススメのアーユルヴェーダのケア

オススメのアーユルヴェーダのケア

最後に、どのグループにもオススメのアーユルヴェーダのケアをご紹介します。

アーユルヴェーダの【Body】ケアの特徴は「オイル」です。
温かなオイルをたっぷりと身体に使ってゆくことで、この年齢特有の乾きや変化による不安を、静かに沈静化してゆきます。

また更年期はまだだけれど、今からケアをしていきたいなという方にも、とてもオススメです。

    ・オイルマッサージ
    (セルフアビヤンガ)
  • 【タイミング】
    入浴やサウナの前、運動で汗をかく前
  • 【用意するもの】
    太白ごま油(セサミオイル)大さじ2〜7程度
  • 【手順】
    1.  セサミオイルを温めます。
    2.  温めたオイルを手に取り、頭皮、耳、そして足首から下の3点をマッサージします。オイルを多めに用意した方は全身をくまなくマッサージします。
    3.  オイルが体に浸透していくのを感じたら、入浴やサウナ、もしくは軽い運動などで発汗をし、その後こすらず余分なオイルだけを洗い流します。
    ・膣のピチュ(オイル湿布)
  • ピチュとはオイル湿布のこと。温めたオイルで湿布をするこのケアはアーユルヴェーダでは婦人科のケアとしてとても有名です。
  • 【タイミング】
    就寝前や起床後など15分ほどゆっくり横になれる時間
  • 【用意するもの】
    清潔なコットン(ハンカチの半分くらいの大きさ)、太白ごま油(セサミオイル)大さじ1〜2程度
  • 【手順】
    1.  体を温めておきます。寒いときはお部屋を温めて、骨盤がゆるむリラックスした状態を作ります。
    2.  温めたオイルにコットンを浸します。
    3.  会陰部と大陰唇の両側にオイルを浸したコットンをゆっくりと当てます。
    4.  そのまま15分ほど横になりリラックスします。(骨盤やお腹周りのオイルマッサージをしておくと更に効果的です。)

いかがでしたでしょうか?

次回は、【Mind 】に特化した、アーユルヴェーダ的更年期の心のケアについてお伝えします。

次回は「アーユルヴェーダ的こころのケア」

池田 早紀さん

池田 早紀さん プロフィール

  • 【記事監修】
  • ヤマダレディースクリニック院長 山田善之

    東京医科歯科大学卒、医学博士。
    西洋医学だけでなく、日本アーユルヴェーダスクールで学び東洋医学にも精通する婦人科医。
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